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報道発表資料

那覇自然環境事務所報道発表資料>2007年度

【募集】第1回奄美地域の自然資源の保全・活用に関する検討会の開催について(お知らせ)

2008.3.10 那覇自然環境事務所

 琉球諸島の世界自然遺産登録を目指した取り組みの一環として、奄美地域の自然資源の保全・活用に関する検討会を開催いたします。検討会では、奄美地域の国立公園指定や世界自然遺産登録も視野に入れ、鹿児島県等が進めてきた各種検討成果も踏まえ、自然資源を保全・活用していく上での基本的な考え方について議論していただきます。
 検討会は、今回が第1回目の開催であり、来年度半ばにかけて3〜4回開催する予定です。

1.検討会の目的

 鹿児島県奄美群島は、奄美大島や徳之島の内陸部では亜熱帯照葉樹林がまとまって広がり、沿岸部ではサンゴ礁やマングローブ等が特色のある景観を形成している。また、アマミノクロウサギやオオトラツグミ等の当該地域に固有で絶滅のおそれのある種が生息している。それらのことから、世界自然遺産の候補地として選定されている他、国立公園の指定も視野に入れた詳細な評価を行う必要がある地域とされている。
 本検討会では、奄美地域の自然資源を保全・活用していく上での基本的な考え方(以下、「基本的な考え方」という)をとりまとめる。
 基本的な考え方においては、奄美地域において保全・活用すべき自然資源は何か、それらをどのように保全・活用していくべきかについて、法制度の適用方策も含めてとりまとめる予定。

「世界自然遺産候補地に関する検討会」において、「琉球諸島」として世界遺産の登録基準を満たす可能性が高い地域として選定された。(平成15年)
「国立・国定公園の指定及び管理運営に関する検討会」による提言において、「特に鹿児島県の奄美群島や沖縄県のやんばる地域の照葉樹林などは、国立公園の指定も視野に入れた、より詳細な評価を行う必要がある」とされた。(平成19年)

2.開催日時

平成20年3月17日(月)  13:30〜16:30

3.開催場所

奄美サンプラザホテル さくらの間

4.議題

  1. (1)検討会設置趣旨と検討内容について
  2. (2)これまでの取組
  3. (3)本検討会の論点について

5.検討委員

遠藤 日雄
鹿児島大学農学部教授(森林管理)
小野寺 浩
鹿児島大学特任教授(保全計画)
木部 暢子
鹿児島大学法文学部教授(文化)
清水 愼一
株式会社JTB常務取締役(観光)
田川 日出夫
鹿児島大学名誉教授(森林生態)
田淵 英樹
岩崎産業株式会社 資産管理部長(林業)
中野 実
鹿児島県大島支庁長(離島行政)
中山 清美
奄美市歴史民俗資料館長(地域の歴史と考古学)
服部 正策
東京大学付属医科学研究所奄美病害動物研究施設准教授(動物)

(五十音順)

6.今後の予定

 今年秋頃までに3〜4回程度開催し、基本的な考え方をとりまとめる。その後は、基本的な考え方に基づいて、国立公園指定等による世界自然遺産推薦に向けた取り組みを進める予定。

7.取材について

 検討会は公開で行います。取材・撮影等については、会議進行の妨げとならないよう配慮願います。