那覇自然環境事務所

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報道発表資料

那覇自然環境事務所報道発表資料>2007年度

【通知】カンムリワシの野外復帰モニタリング調査の実施について(お知らせ)

2008.2.20 那覇自然環境事務所

 平成20年2月7日に石垣市字崎枝で衰弱により保護収容されたカンムリワシについて、十分に体力が回復したと判断されることから、2月22日に石垣島内で放鳥します。   この際、野生復帰が適正に推移しているか調査するため、翼帯(ウイングマーカー)及び発信機を装着します。
 当該個体には個体識別のために、右翼に水色の翼帯を装着しています。なお幼鳥個体であることから、全身が白っぽく見えるのが特徴です。野外復帰の状況を確認していくため、石垣市民の皆様におかれましては、当該個体を目撃された際には、下記連絡先までご連絡下さいますようお願いします。

1.救護の経緯

 本年2月7日午後3時、県道79号線石垣市字崎枝大崎牧場〜屋良部崎の路上中央に衰弱のためうずくまっていたところを救助され、たまよせ動物病院(沖縄県野生動物救護獣医師)に搬送されました。
 当動物病院で獣医学的治療を行い、リハビリへと移行できると判断されたことから、環境省石垣自然保護官事務所の緊急用リハビリケージで、リハビリを開始しました。
 その後、野外復帰が可能と判断されるまで順調に体力を取り戻したことから、翼帯及び発信機を装着し、放鳥することとしました。

2.放鳥日時

平成20年2月22日(金)午前11時00分)

3.放鳥場所

石垣市字崎枝 大崎牧場〜屋良部崎(別添地図参照)

4.連絡先

当該個体を目撃した際は、以下までご連絡下さい。
石垣自然保護官事務所 小畑義之
住所 907-0011 石垣市八島町2−27
電話 0980-82-4768
FAX 0980-82-0279

5. カンムリワシの衰弱個体について

 2月はカンムリワシの餌となるヘビやカエルなどが少なくなるため、衰弱する個体が増えています。餌を求めて道路上に出る機会も多くなりますので、自動車走行時は法定速度を遵守し、道路上の野生動物の動きには十分に注意して下さい。
現在、衰弱が確認され注視している個体が1羽、県道79号線石垣港〜伊原間線の字桴海地区で確認されていますので、走行の際は特に注意頂きますようお願いします。

6.備考

当該カンムリワシは、沖縄県の傷病野生鳥獣救護事業の中で治療していたものです。