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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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屋久島国立公園 屋久島

137件の記事があります。

2014年04月18日白谷雲水峡巡視【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 菊地

みなさん、こんにちは!
屋久島アクティブレンジャーの菊地です。
4月8日、着任して初めての巡視に行ってきました!
今回は観光客の方にも人気のある白谷雲水峡です。

まずは、白谷小屋と携帯トイレブースの確認です。
扉の鍵がかからなくなっていたので、金具を付け替えました。
ここの携帯トイレブースは木材でできており、ちょっと場所が分かりづらく、案内板が必要かなと思いました。




白谷小屋からおよそ30分登ると、人気スポットの「苔むす森」です。
ここで引き返せば往復3時間ほど、綺麗なコケを見たい方にはオススメです。
最近晴れの日が続いていたので、この日は残念ながらコケが乾いてしまっていました。




そして、白谷雲水峡のメインともいえる太鼓岩に到着したのは10時頃。
まだこの時間は人が少なく、天気もよくて、とても気持ちがよかったです!
まだヤマザクラが咲いており、新緑とあわせて山々がピンク、黄緑、茶色とカラフルに色づいて綺麗でした。
この景色が見られるのは、3月下旬から4月上旬だけです。
ヤマザクラを見るために、太鼓岩までやってくる地元の方も多くいらっしゃいました。
観光客が少し減る春先は、地元の方にとって山の自然を楽しみやすい時期なのかもしれません。




登山者が多いコースなのですが、ゴミはほとんど無く訪れる方のマナー意識の高さがうかがえました。
しかし、途中すれ違った登山者の中にはカメラしか持たず、短パン、スニーカーの方もいました。
山は何が起こるか分からない場所です。
安全で楽しい登山をするために、装備はしっかりして登りましょう。

初の巡視でしたが、普段登るときには気づかないこと、意識していないことを見落とさないよう、鋭い目で見る必要があると感じました。
これからもしっかりと巡視していきたいと思います。
それではまた。

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2014年04月02日御挨拶【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 菊地

みなさん、初めまして!
4月1日から屋久島自然保護官事務所のアクティブレンジャーになりました菊地です。
屋久島に来て2年になりますが、大好きな屋久島に関わる仕事がしたいと思いアクティブレンジャーに応募しました。
屋久島には山にも海にも素敵な自然がたくさんあります!
屋久島に興味のある方はもちろん、そうでない方にも屋久島の魅力や現状が伝わるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

今回は改修工事中の世界遺産センターの内部をちょっとだけご紹介します。
こちらがリニューアル目前の館内の様子です。




入ってすぐに屋久島と口之永良部島の大きな模型がドカーンと現れます!
その右側には屋久島を代表する山、左側には植物の垂直分布が標高ごとに分かりやすく並べてあります。
この中にはあの有名な縄文杉もちゃんとあるんです。
4月第2週目にはオープンを予定していますので、屋久島に訪れた際はぜひリニューアルした遺産センターにも足を運んでみてください。




ちなみに、屋久島で縄文杉と呼んでいる杉は1本だけです。
屋久島で1000年以上生きている杉を全部ひっくるめて屋久杉と呼んでいて、数ある屋久杉の中でも1番長生きなのが縄文杉と言われています。

リニューアルした世界遺産センターでは、他にも新しい展示物がたくさんありますので、今後も少しずつ紹介していきたいと思います。

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2014年02月21日子どもパークレンジャー!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!
屋久島自然保護官事務所の水川です。

今回は、2月1日~2日の1泊2日で開催した
「子どもパークレンジャー」の報告です!

今回の子どもパークレンジャーは、
「野生動物が生きる森の姿を知ろう~サルの食卓~」と題して
屋久島西部地域のサルやシカを観察しました。

西部地域はヤクシマザルが多く生息する地域ですが、
群れに出会えるかどうかは運次第。
サルの観察ができなかったらどうしよう‥
と内心ハラハラして現地に向かいましたが、
この日は歩き始めてすぐにサルの群れとシカに出会うことができました。

サル、シカを見つけるやいなや、
双眼鏡をのぞき込んで食い入るように観察する子ども達。
講師を務めて頂いた屋久島生物多様性保全協議会の手塚氏の指導のもと、
あまり近寄らず、声をひそめてそっと観察しました。

サルやシカの糞を採集し、水で洗ってみると、
色んな種類の葉や種子が出てきました。
植物を食べる動物と、種子を遠くへ運んでもらう植物という
生きもの同士の関係を学びました。



左下の写真は、沢の水で糞を洗う様子。茶こしに糞を入れ、割り箸でかき混ぜると、内容物が出てきます。
右下の写真は、糞の内容物を観察している様子。体の大きさや個体ごとに好き嫌いが違うのか、大きな種子ばかりの糞、小さな種子ばかりの糞など、糞によって内容物が違っていました。シカとサルでも内容物が異なり、木に登って実を食べることができないシカの糞からは、種子ではなくコケや葉を細かくしたようなものが出てきました。

西部地域から活動場所を屋久島環境文化研修センターに移して、
シカ糞で和紙作りにも挑戦しました!
シカの糞はもともと臭いがあまりしませんが、
和紙作りに使用した糞は入念に洗って乾燥させたので無臭です。
最初は糞に抵抗を示す子もいましたが、作業を始めればもう大丈夫。
全プログラムの中で一番楽しかったと話す子もいるほど、
楽しんでもらえました。

2日目は絵日記を作成し、1人ずつ発表しました。



左は和紙作りの様子。はがきサイズの紙すき道具は、屋久島環境文化財団さんの手作り!
右は絵日記発表会の様子。描いた絵はプロジェクターに映し出しました。



もちろん、環境省の仕事紹介も忘れずやりました。国立公園やパークレンジャーのことを紹介しました。

今回は、林道から海岸部までの急な山道を下って登ってと
子ども達には少々ハードなプログラムでしたが、
誰ひとりリタイアすることなくやりきってくれました。
みんなどうもありがとう!

また発表会では、
「この先もずっとこの自然を残したい」と発表してくれる子が
たくさんいました。

屋久島に住む子ども達にとって、
屋久島の自然は身近で当たり前のものかもしれません。
しかし、屋久島がどれほど貴重で特別な場所かを自然の中で“体験”することで、身近な自然がとても大切なものだということに改めて気付いてくれたのかもしれません。

活動にご協力頂いた手塚さん、公益財団法人屋久島環境文化財団のみなさん、
どうもありがとうございました。

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2013年12月26日冬山についてと屋久島世界遺産センター閉館のお知らせ【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!
屋久島自然保護官事務所の水川です。

8月から更新が途絶えていたアクティブレンジャー日記‥。
久々の更新です!!

みなさんは、九州の高い山ベスト10を知っていますか?
1位から8位までの山は、なんと全て屋久島にあるんです!

1位‥宮之浦岳(1936m)
2位‥永田岳(1886m)
3位‥栗生岳(1867m)
4位‥翁岳(1860m)
5位‥安房岳(1847m)
6位‥黒味岳(1831m)
7位‥投石岳(1830m)
8位‥ネマチ(1814m)
9位‥中岳(くじゅう連山)(1791m)
10位‥久住山(1787m)



宮之浦岳

高い山々がそびえる屋久島は、
九州最高峰の宮之浦岳山頂と里の温度差が約12度あり、
日本の南に位置しながら、山では雪が降り積もります。

12月19日に縄文杉に登った際は、積雪はなかったものの、
縄文杉に向かう途中からひょうが降り出し、
歩くうちにみるみる辺りが白くなっていきました。




12月22日には、縄文杉付近は10~15㎝ほどの積雪があったそうです。

屋久島の冬山を登られる際は、
積雪や凍結で登山道が滑りやすくなっていますので、
軽アイゼンなど、必ず十分な冬山の装備を準備してください。

さて、話は変わりますが、
屋久島世界遺産センターは、改修工事のため
【2014年1月~3月末日(予定)】の期間閉館します。

改修に伴って、展示物等も一新されますので、
来年度からはバージョンアップした新しい屋久島世界遺産センターを
みなさんに楽しんでいただけると思います!

利用者のみなさまには、ご不便をお掛けしますが、
より良い施設を目指し、職員一丸となって取り組んで参りますので、
ご理解のほど、よろしくお願いします。



屋久島世界遺産センター
http://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/center/center.htm

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2013年08月13日子どもパークレンジャー!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!
屋久島自然保護官事務所の水川です。

今回は、8月3日(土)に実施した「平成25年度 第1回 子どもパークレンジャー」についての報告です!
子どもパークレンジャーは、国立公園の自然保護官(パークレンジャー)の仕事を子ども達が体験しながら自然と触れ合い、自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動です。

第1回目の今回は、屋久島国立公園の海域公園地区に指定されている塚崎海岸で、タイドプール観察を行いました。
参加者は、島内の小学4~6年生18名です。
タイドプールでは、ビンゴゲームをして様々な生き物を探し、見つけた生き物とその場所を、自分たちでスケッチしたタイドプールと海岸線の地図に
書き込んでいきました。
子ども達は、見つけた生き物を箱メガネに入れたり、シャコを軍手で釣ろうとしたりと、思い思いのスタイルで観察を楽しんでいました。
最初、水に濡れないように観察をしていた子どもも、最後には肩までどっぷり水に浸かって、みんな夢中で海の中をのぞいていました!




お昼休憩の後は、パークレンジャー体験です!
看板磨きチームと海岸清掃チームに分かれて、パークレンジャーの仕事を体験してもらいました。
看板磨きチームには、看板を綺麗に拭いてもらい、柱に防腐塗料を塗ってもらいました。
海岸清掃チームには、海岸のゴミをたくさん拾ってもらいました。
普段体験できない作業に、みんな興味津々の様子でした。




塚崎海岸での活動の後は屋内に戻り、自分たちで描いたタイドプールと海岸線の地図に、見つけた生き物を描き加えた、タイドプールマップを班毎に作成しました。
見つけた生き物のイラストを模造紙いっぱいに描いて、最後は、どんな生き物がいたか、お気に入りの生き物や初めて見た生き物について発表しました。
中には、韓国から流れ着いたゴミを初めて見て印象的だったと発表する班もありました。
そして最後に、私から国立公園とパークレンジャーの話をして全ての活動を終えました。



左の写真は完成したタイドプールマップを持って発表する様子。
班毎にとってもカラフルで楽しいマップを作ってくれました!
右は、国立公園とパークレンジャーについて解説する様子。
炎天下の中、海で泳いで疲れていたと思いますが、最後までしっかりと話を聞いてくれました!

今回の子どもパークレンジャーでは、屋久島の海、その海に暮らすたくさんの生き物と触れ合いました。
そして、すばらしい自然がある国立公園と、国立公園の自然を守り多くの人に利用してもらうために働くパークレンジャーについて知ってもらえたと思います。
この体験をきっかけに、自然の中で大いに遊んで、自然をもっと身近に感じ、
大切にしてもらいたいと思いました。

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2013年08月13日口永良部島清掃活動その②! 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!
屋久島自然保護官事務所の水川です。
前回の口永良部島活動報告その①から1ヶ月が経ってしまいました…。
しかし!その①を書いたからには、その②も書かなければ!!
ということで、遅れての報告になりますが、第二弾としてオオキンケイギクの駆除とサソリモドキについて報告します。

オオキンケイギクは、5月から7月にかけて鮮やかな黄色の花を咲かせるキク科の植物です。
九州各地の道端などでよく見られ、屋久島の県道沿いでもたくさんのオオキンケイギクが咲いていました。
一見コスモスに似たかわいらしい花ですが、自宅の庭や花壇に植えることはできません!
オオキンケイギクは、外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)の「特定外来生物」に定められており、栽培、運搬、販売などが禁止されています。
いったん定着すると周りの在来種の生育場所を奪ってしまい、日本の生態系に重大な影響を及ぼします。

このオオキンケイギクは口永良部島にも定着しており、今回の活動で一部を駆除することになりました。
島の方にもお手伝いいただき、空き地を埋め尽くすほどぎっしり生えたオオキンケイギクを抜いていきました。



左の写真はオオキンケイギク。右はオオキンケイギク駆除作業中の様子。

作業を進めていると、なにやらお酢のようなすっぱい臭いが辺りに漂ってきました。
気のせいかと思い、黙々と作業を進めていたのですが…やっぱり臭う!
一面に生えていたオオキンケイギクを抜き、地面が見えてきた頃、ついに犯人が現れました!
サソリモドキです!!


正式にはアマミサソリモドキ(Typopeltis stimpsonii )といい、九州南部から沖縄にかけて分布しています。
夜行性で昆虫や土壌動物を補食し、危険を察知すると、おしりから液を噴射します。
この液は、成分の80%が酢酸で、手や顔に着くと危険です。
作業中に漂っていたすっぱい臭いの正体は、サソリモドキが噴射した液でした。

大学時代を沖縄で過ごした私ですが、恥ずかしながらサソリモドキは1~2回しか見たことがなく、今回口永良部島で出会えて、改めてサソリモドキのフォルムに惚れ惚れしました。

今回の口永良部島活動では、登山道の標識の塗り直し等も行いました。



パークボランティアの方2名という少ない人数での活動で、様々なハプニングもありましたが、なんとか活動を終えることができました。
皆さん本当にお疲れ様でした!

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2013年08月02日屋久島世界遺産センター 企画展やっています。 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

みなさんこんにちは。今年7月の屋久島の降水量は13.5mmで、観測史上最も少ない降水量となりました。続いて1958年の35mm、1960年の55.4mmとなっており、今年の7月は断トツに少なかったことが分かります。8月もしばらくは雨が少ない日が続くようで、雨が恋しいです。

さて、屋久島世界遺産センターでは8月2日より8月30日まで、貝殻の企画展『屋久島と九州・沖縄に生息する貝類 夏休みの工作・研究に貝殻を使おう!!』を開催しています。普段目にする海岸に打ち上げられた貝殻から、目にする機会が少ない大型の貝殻など様々な種類の貝殻を展示しています。屋久島だけでなく沖縄や鹿児島、宮崎で採取された貝殻も展示しています。




また貝殻展示だけでなく、クラフトコーナーを用意しています。貝殻を使って、いろいろな物を作ってみてください。


さらに、下記のイベントを開催する予定です。
■貝の生態展示 8月9日~15日
 屋久島の磯で見られる貝を生きたまま展示します。

■貝の標本の作り方 8月15日 14:00~16:00
 生きている貝から貝殻標本を作製する方法をレクチャーします。

■貝の種名調査 8月29日 13:00~16:00
 皆さんが海岸で拾ってきた貝の種名を調べます。名前を知りたい貝殻を持ってきてください。

屋久島に来られる際は、是非屋久島世界遺産センターまで足を伸ばして下さい。
http://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/

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2013年07月29日高塚小屋の改築と新高塚小屋トイレの一部閉鎖について 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

 みなさんこんにちは。夏休みはいかがお過ごしでしょうか。屋久島では雨が降らない日が続き、山中にある水場の水量が減ってきています。そんな屋久島から、山岳部の利用施設に関する報告を2つお送りいたします。

1つめは高塚小屋の改築についてです。
 現在、縄文杉から200mほどのところにある高塚小屋の改築工事が進められており、昔からある小屋は撤去され、仮設の足場が組み立てられています。いつも見ていた高塚小屋が無くなり、感慨深いものがあります。
 高塚小屋は昭和45年度に建てられ、それから平成25年度までの43年間登山者に利用されてきましたが、この度一般企業の寄付を受け、屋久島町により改築されることになりました。左の写真は取り壊される前の高塚小屋、右側の写真は現在の様子です。



 工事は8月のお盆時期までかかるかもしれません。高塚小屋に宿泊を予定される方は、事前に情報収集するなど、ご注意ください。

2つ目は、新高塚小屋自己処理型トイレの閉鎖についてです。
 新高塚小屋の自己処理型トイレ2基について、汚物がきちんと流れない不具合が発生したため、当面の間、閉鎖することになりました。原因は定かではありませんが、し尿を処理するタンクの水位が何らかの理由で上昇したため、し尿が流れず、便器の上に汚物が積み重なっているという状態になっています。この状態だと便器に溜まった汚物を清掃しても、すぐに汚物が溜まってしまいます。
 新高塚小屋には閉鎖した自己処理型トイレ2基の他に汲み取り式トイレ1基と携帯トイレブース1基がありますので、こちらを利用して下さい



 ちなみに、屋久島の山岳部には、新高塚小屋のブースを含めて携帯トイレブースが11箇所あります。携帯トイレを実際に使ってみると、汲み取り式トイレ特有の臭いもなく、持ち帰りの袋からも全く臭いが漏れないことに驚きます。
 お盆時期など登山者が集中する時期は、汲み取り式トイレに長蛇の列ができる場合もあります。自分でしたものを自分で持ち帰ることに最初は抵抗があると思いますが、待たずに、キレイで、使いやすい携帯トイレを是非この機会に使ってみて下さい。


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2013年07月19日口永良部島清掃活動その①!~海岸清掃~ 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!
屋久島自然保護官事務所の水川です。
今回は屋久島国立公園パークボランティアの活動報告です。

7月6日から7日にかけて、パークボランティアの方と口永良部島に行ってきました!
今回の活動は、海岸清掃への参加、特定外来生物であるオオキンケイギクの駆除、登山道の標識塗り直しなど盛り沢山な内容となりました。
今回の日記は第一弾として、海岸清掃について報告します。

ところでみなさん、口永良部島がどんな島か知っていますか?
口永良部島は、屋久島の北西12㎞に位置する火山島で、島の東部には、活発な火山活動を続ける新岳や古岳があり、現在も火口壁面から水蒸気と火山ガスを勢いよく吹き出しています。
火山島でありながら、スダジイなどの照葉樹に覆われていることから「緑の火山島」と呼ばれるこの島は、島の全域が屋久島国立公園に指定され、豊かな自然環境が残されています。

その口永良部島で行われた海岸美化清掃には、多くの島民の方々が参加されていて、私たちがフェリーで島に到着した頃には、すでに沢山のゴミが集められていました。私たちも急いで参戦!せっせとゴミを集めました。



海岸清掃の様子(前浜)。

一つの浜が綺麗になったところで、次の海岸、向江浜に移動です。
向江浜は、産卵のためにウミガメが上陸するそうで、地元の方が手作りしたウミガメ保護柵が設置されていました。
島の子ども達は、卵が埋まっているウミガメ保護柵の中に入らないよう注意しながら、一生懸命ゴミを集めていました。



向江浜のウミガメ保護柵。

今回の海岸美化清掃は、合計4つの海岸で行われました。
回収したゴミは、流木や細かな枝、国内外から流れ着いた漂着物がほとんどで、島内で捨てられたゴミではありません。
それにもかかわらず、清掃は、子どもからお年寄りまで総勢60名以上の島民の方々で行われました。
島の人口は約150人なので、島民の半数近くの方が参加されたことになります。
これは、自分たちの島を大切に思い、島の問題に島のみんなで取り組もう、美しい自然環境を守ろうとする皆さんの心の現れだと思います。
この清掃活動を通じて、口永良部島の方々の、島への想いや、自然環境への意識の高さを知りました。
それと同時に、今回回収されたゴミ、また、清掃を行わなかった浜に残された大量の漂着ゴミを目の当たりにし、海岸のゴミ問題には沢山の課題が残されていると改めて感じました。
ゴミのない綺麗な海にするにはどうすればよいのか、一人一人にできることは何か、みんなで考えていきましょう。



島民の方々、そしてパークボランティアの皆さん、
暑い中本当にお疲れ様でした!!

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2013年07月18日ウミガメ保護柵設置! 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!
屋久島自然保護官事務所の水川です。
梅雨が明けた屋久島は毎日かんかん照りのお天気で、いよいよ夏本番です!

さて、少し前の7月4日、北太平洋で最も高密度にアカウミガメが産卵する
砂浜としてラムサール条約湿地に登録されている永田浜(前浜、いなか浜、四ツ瀬浜の総称)に、ウミガメ保護柵を設置しました。
このウミガメ保護柵は、永田浜を訪れる人が、ウミガメの産卵巣※を踏むことによって卵や子ガメに悪影響が出ないようにするために、いなか浜と前浜の産卵巣が集中する区域に設置しているものです。

※産卵巣:ウミガメが産卵した穴。

ウミガメ保護柵の設置は、例年、永田浜ウミガメ保全協議会の構成機関・団体が協力して行っています。



ウミガメ保護柵設置作業のため集結した永田浜ウミガメ保全協議会の皆さん。




今年の設置作業も、皆さん手慣れたもの!
暑い中の作業でしたが、驚くほど手際がよく、テキパキと作業は進み、あっという間にウミガメ保護柵が完成しました!




ウミガメ保護柵は7月から9月末までいなか浜と前浜に設置しています。
7月下旬頃からふ化シーズンを迎え、元気な子ガメが海へと巣立っていきます。
設置期間中は柵内へ立ち入らないようご協力よろしくお願いいたします。

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