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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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屋久島国立公園 屋久島

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2013年06月03日太忠岳へ! 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

こんにちは!屋久島自然保護官事務所の水川です。
屋久島も梅雨に入り、じめじめとすっきりしないお天気が続いています。

さて、梅雨入り前の5月14日、屋久島は晴天に恵まれ、太忠岳へ巡視に行ってきました。
太忠岳は、ヤクスギランド(自然休養林)の奥にそびえる山で、標高は1497m。
山頂には、米粒のような形をした岩、天柱石が立っています。
また、山頂からの景色は絶景で、天気が良いと安房集落や愛子岳などを見渡すことができる、とっても気持ちの良い山です。

この日は桜島の噴煙まで確認することができました。



左の写真は天柱石。右は山頂に立つ私と天柱石のツーショット。並んでみると圧巻の大きさ!身長の高い私がこんなに小さく見えます。

今回の巡視では、登山道の補修や携帯トイレブースの点検、看板磨きなどを行いました。利用者の方が、安全で快適に登山を楽しめるよう登山道の維持管理をするのも、アクティブレンジャーの仕事です。

そして、いよいよ屋久島はヤクシマシャクナゲ開花の時期!!
山頂にもシャクナゲが綺麗に咲いていました。



左の写真は看板を磨く様子。右は山頂付近のヤクシマシャクナゲ。

下の写真は、今回点検したヤクスギランド内の携帯トイレブースです。




屋久島の山岳部にあるトイレでは、不溶性汚物の投入や混雑時の長い待ち時間、きれいに掃除されていても、街中のトイレと異なるために野外で用足しをされる方もいらっしゃるといった問題がありますが、何よりもその維持管理が大変です。

特に、環境の厳しい山岳部にあるくみ取り式トイレのし尿は、人力でくみ取り、担いで里部まで搬出されており、多くの労力と費用がかかっています。

その費用は屋久島山岳部保全募金でまかなわれていますが、募金額を費用が上回る状況にあります。

*鹿児島県ホームページ
http://www.pref.kagoshima.jp/ad04/kurashi-kankyo/kankyo/yakushima/hozen/yakushimasangakubuhozenbokin.html

そこで屋久島では、登山者に携帯トイレの利用を勧めています。
携帯トイレのメリットは、
・万が一の用足し時にも対応できる!
・待ち時間を解消できる!
・自然環境負荷の少ない登山ができる!
など。

なんといっても、くみ取り式トイレと違って、携帯トイレブースは無臭です!
さらに、ブース内はとても綺麗で、トイレも洋式です。
屋久島の山に登られる際はぜひ、携帯トイレを使ってみてください!!

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2013年05月28日メリケントキンソウに気をつけて! 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

 梅雨入りをした屋久島からの報告です。
 5月27日付の地元新聞に、「メリケントキンソウ」が鹿児島県内各地に広がっているという記事がありました。屋久島にも侵入している可能性があるため情報を集めてみたところ…。なんと!!、地元の方より宮之浦陸上競技場に生えているということを教えて頂き、生育を確認しました。



 一見するとただの芝生のグラウンドですが、近づいてみるとメリケントキンソウがたくさん生えていました。



 枝の付け根に隠れるようにしてある小さな種(果実)には、トゲ状の突起があり人に刺さります。まだ、熟していない実でも人に刺さるほどの鋭さを持っており、熟した種は靴底にも刺さるそうです。



 メリケントキンソウは南米原産の外来植物。大きさは生育環境によって異なりますが、確認したグラウンドでは5-10cm程度の草丈でした。5月から6月にかけて結実するため、これからの時期はトゲが刺さる危険性があります。芝生のグラウンドは裸足で走り回ったり、寝転がったりすると気持ちが良いのですが、その前に一度足下を注意してみてください。
 屋久島内においては、宮之浦陸上競技場以外にも分布している可能性があるので、十分に気をつけてください。

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2013年04月17日九州最高峰の宮之浦岳へ! 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、初めまして!
4月より、屋久島自然保護官事務所のアクティブレンジャーになりました
水川真希です。
屋久島についてまだまだ知らないことばかりですが、
みなさんに屋久島の魅力や最新の情報をお伝えできるよう頑張ります。
どうぞよろしくお願いします(^▽^)

さて、4月9日に宮之浦岳の巡視に行ってきました。
初めて登ったこの宮之浦岳は、九州最高峰の山で、標高は1,936m。
山頂に向かうにつれてスギなどの木々が少なくなり、
日本最南端の高層湿原である小花之江河や花之江河を抜けると、
辺りはヤクシマダケ(ヤクザサ)が広がります。
5月下旬頃から見頃となるヤクシマシャクナゲは、
たくさんつぼみを付けて、開花の準備をしていました。
これからの季節、ますます登山者を楽しませてくれそうですね!




さらに、ユニークな形の花崗岩がゴロゴロ…。
右の写真の岩は、モアイ像のように見えませんか?
とても自然にできた形とは思えないような、奇妙でおかしな形の岩たちに
思わずパシャパシャとシャッターを切ってしまいました。

動物好きの私は、生き物との遭遇も巡視の楽しみの一つですが、
この日は、コイタチに出会うことができました!
林道を走る車内からだったので、写真を撮ることができませんでしたが、
車の前をサッと横切り、草の陰からこちらをじっと見つめていました。




そして樹上で食事をするヤクシマザルと、
下に落ちるサルの食べ残しをもらいにきたヤクシカにも出会いました。

しかし、
この日の巡視で残念に思ったことがあります。
それは、
山に捨てられていたゴミです。




左の写真は栗生岳の裏に放棄されていたクーラーボックスです。
中には食料品やお酒、シュラフなどなど…。
右の写真は登山道に捨てられていたラーメンとマッチ棒です。
写真にはないですが、この他にもたくさんのゴミや、
用を足した後のティッシュペーパーなどを回収しました。

世界自然遺産の屋久島。
アクティブレンジャーとして屋久島に来て、
自然の美しさや雄大さを実感し、日々驚かされ、感動します。
しかし同時に、マナーの悪い利用者が後を絶たない現実を目の当たりにし、
残念な気持ちにもなってしまいます。

ゴミを捨てない!落とさない!
登山の基本的なマナーですよね。
そして、
登山道には各地点にトイレや携帯トイレブースが設けられていますので、
トイレの際はそれらを利用し、山に直接することは絶対にないように
しましょう。

日本の宝、世界の宝である屋久島を、いつまでも大切に残していくために、
みなさんのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いします。

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2012年04月19日夜光虫発生! 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

先日、屋久島の北部に位置する志戸子集落から一湊集落の海沿いを車で走っていると、赤く染まった海が目に入りました。



海岸に降りてじっくりと観察してみると、海の中には1~2mmの円形の粒がたくさん漂っており、それらが海を赤く染めている正体でした。



海岸で確認した時には、それらの粒は魚の卵かと思いましたが、事務所に帰って調べると“夜光虫”であることがわかりました。鹿児島湾などでも夜光虫が大発生して、赤潮を引き起こすことがあるようです。さっそく日没後に夜光虫を見た海岸に行ってみると、波打ち際がぼんやりと青色に光っている様子が観察できました。



夜光虫による赤潮が漁業被害をもたらしたとの報告はなく、また、海が富栄養化したために発生するわけではありません。赤く染まった海を見て驚かれると思いますが、波や風によって少しずつ分散するので、あまり心配をせずに成り行きを静観していただければと思います。

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2011年08月19日花之江河歩道巡視 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

8月11日に花之江河歩道を巡視してきました。この日はとても天気が良く、絶好の巡視日和になりました。

今回の巡視では、丸太橋に滑り止め板の打ち付けや道迷い防止ロープ、目印の取り付け等を行いました。



花之江河歩道は、屋久島でもっとも降水量が多い場所を通っている歩道の1つです。大部分が世界遺産地域でもあり、杉の大木が数多く残っていて、コケも綺麗で魅力が多い登山道です。花之江河歩道はアップダウンが続き、丸太橋やハシゴを使う場所も多くあります。時間と体力に余裕を持たせた登山を行ってください。



なお、現在淀川登山口では、トイレの改修工事のため駐車スペースが狭くなっています。また、トイレの使用もできないため設置した仮設トイレを使用してください。皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いします。

詳しくは、屋久島観光協会HPをご参照ください。
http://www1.ocn.ne.jp/~yakukan/tozaninfo/index.htm


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2011年08月17日宮之浦岳-縄文杉線縦走巡視 2日目 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

先日、8月2日から3日にかけて、淀川登山口から宮之浦岳、縄文杉を経て荒川登山口に下山する縦走巡視を行いました。巡視2日目は、宿泊した新高塚小屋からの出発となります。

2日目の最初の仕事は、新しく建てられた新高塚小屋自己処理型トイレの点検です。このトイレでは、雨水を溜めてトイレの水洗に使用しています。その雨水を濾過するフィルターが目詰まりをしていたため、落ち葉を取り除き、フィルターの水洗いを行いました。貯水槽や消化槽には異常は見られませんでしたが、夏休みの間は利用者が多い日が続くため、しっかりとモニタリングを続けたいと思います。



ところで、今回の巡視で大変珍しいものを発見しました。手の上にある楕円形のもの、何か分かりますか?



これは、アオダイショウの卵です。手に持ってみると、重量感があり、柔らかくて弾力がある卵でした。卵は3個産み落とされていましたが、そのうちの一つは踏まれて潰れていました。そのため、残りの卵は人の目につきにくい場所に移動させました。

現在、新高塚小屋にはネズミが多数出現しています。食料や匂いのついた包装袋などはビニル袋に入れ、小屋内に張られたロープに結びつけるなど、ネズミの侵入防止にご協力願います。


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2011年08月10日宮之浦岳-縄文杉線縦走巡視 初日 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

先日、8月2日から3日にかけて、淀川登山口から宮之浦岳、縄文杉を経て荒川登山口に下山する縦走巡視を、屋久島世界遺産センターに研修に来られている立松先生と一緒に実施しました。

初日は天候にも恵まれ、標識や看板の文字をペンで塗り直す作業がはかどりました。次の縦走時には、塗装が剥がれている標識に防腐塗料を塗る予定にしています。


宮之浦岳からの眺望は最高で、遠くの永田岳もはっきりと見ることができました。山頂はからっとした風が吹き、夏にはあまり見かけない形の雲が流れていて、真夏ということを忘れさせてくれました。



夏の花もちらほらと咲き始めています。ヤクシマホツツジやヤクシマショウマは、ちょうど今が最盛期です。イッスンキンカやヤクシマシオガマは、見頃まであと2-3週間ほどかかりそうです。


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2011年07月25日尾之間歩道巡視 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

みなさんこんにちは。台風が雨雲を運んでくれたおかげで屋久島は晴天が続いています。

そんな晴天の中、尾之間歩道を巡視してきました。尾之間歩道は、登り口が尾之間温泉に、下山口が淀川登山口にあります。淀川登山口が標高約1400m、尾之間登山口が約100mと実に標高差1300mほどもあり体力を要するコースになっています。

今回は台風後の巡視として、淀川口から入山しました。台風の後ということもあり、登山道上に折れた枝が倒れていました。ほとんどの支障木は処理できたため、通行に支障はありません。



尾之間歩道では鯛之川出合と呼ばれる場所で、鯛之川を渡渉します。渡渉場にはロープなどはなく、石の上を渡ります。当日や前日に相当量の雨が降った場合は、川が増水して危険なため、渡渉はなさらないでください。天気の良い日には、透明度が高い清涼感たっぷりの流れを見ることが出来ます。



長い急坂を下り、蛇之口ハイキングコースと合流すると、登山口まであと少しです。体力に余裕があれば、蛇之口の滝を見に行くことをお勧めします。蛇之口の滝までの道は、沢沿いや石の上を歩くような場所があるため、十分に気をつけてください。



蛇之口の滝を含むと10時間ほどかかる登山道ですが、屋久島ならではの標高別に徐々に変わっていく植生や苔むした登山道など魅力があふれる登山道です。時間と体力に余裕を持たせた登山を行ってください。

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2011年07月20日口永良部島海岸清掃 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

7月10日に環境省のグリーンワーカー事業として、口永良部島の海岸清掃を行いました。今回は初めての試みとして、屋久島の永田集落の小中学生が口永良部島に応援に出向き、口永良部島の人たちと交流をしながら海岸清掃を行いました。永田からの小中学生23名と口永良部島からの参加者75名の計およそ100名で、西之浜、寝待の浜と本村港の3つの浜のゴミ拾いを行いました。



永田港から口永良部島の本村港までは、漁船で1時間ほどかかりました。波が少々高く、波しぶきを浴びながらの航海となりましたが、口永良部島の天気は快晴で絶好のゴミ拾い日でした。



口永良部島八景のひとつで、「寝待の立神」や温泉がある寝待の浜のゴミがなくなりました。



今回のゴミ拾いで、トン袋35個分のゴミを回収することが出来ました。口永良部島は潮流や湾の形状から海岸にゴミが溜まりやすく、国立公園の風致景観の維持のためには、今後も継続したゴミ拾い活動が必要です。

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2011年07月15日淀川登山口~花山登山口縦走巡視2日目【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 田川

皆さんこんにちは。7月4日から5日にかけて、淀川登山口から鹿之沢小屋を経て花山歩道に下りる縦走巡視を行いました。今回は2日目の鹿之沢小屋から花山歩道登山口までの様子を紹介します。

花山歩道には、ハリギリの大木や原生的な林が魅力的な歩道です。下の写真は花山広場の様子です。霧がかかり幻想的な景色が広がっていました。



花山歩道は自然を残した登山道となっており、淀川登山口から宮之浦岳までの登山道に比べると木道などが整備されていません。また、浸食が著しい場所が数カ所あり気をつける必要があります。霧や雨で視界が悪い日は、目印(ピンクテープ)や踏み跡が分かりにくくなるため、慎重なルート選びが必要です。

そして、この歩道はヒルがとても多い歩道です。夏季の利用にあたってはスパッツ(ゲーター)を付けたり、ソックスの中にズボンの裾を入れたりして足下からの侵入を防ぎましょう。

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