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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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阿蘇くじゅう国立公園

161件の記事があります。

2018年05月14日ミヤマキリシマが間もなく見頃です【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 大津 花

快晴の5月10日、ミヤマキリシマの開花状況を見に行きました☀

↑阿蘇山上広場は2分~3分咲きほど

↑烏帽子岳・杵島岳は3分~5分咲きほどでした!

今週から来週にかけて、見頃になると思います。

(山上広場の様子)

梅雨前の心地よいこの時期に、登山や散策をぜひお楽しみください!

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2018年05月09日Aso Nakadake Volcanic Crater Re-opened! 

阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

Greetings from Aso-Kuju National Park!

People had been longing for this news.

                      (Above photo taken on 26th April 2018)

Aso Nakadake Crater, which had been shut following the eruption in August 2014, is now finally re-open!!! However due to the gas emission, thick fog and volcanic tremors, the crater can be still closed from time to time, so please do check if it is open before you go.

http://www.aso.ne.jp/~volcano/eng/index.html

Also if you are planning to visit the crater on public transport, here is some more information;

Bus to Mt. Aso (Aso Crater Line)

https://www.kyusanko.co.jp/sankobus/english

Bus to the crater (replacement of Mt. Aso Ropeway)

https://www.kyusanko.co.jp/aso/lang_en/

Hope you get to visit Aso and feel the energy and miracles of nature right in front of you!!!!

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2018年05月09日ハルリンドウ 【阿蘇地域】 

阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 ウッド 亜也子

こんにちは!

ゴールデンウィークは皆さんいかがお過ごしになられましたか?

阿蘇は良い天気に恵まれ、多くの観光客で賑わっていましたよ~。

草原にはのんびりとした牛や馬、

青空には綺麗な声を響かせているヒバリ、

足下には野の花が可愛く咲いています。

今回は野の花の中の一つハルリンドウを紹介しますね。

 

北原白秋の「麓空(ルビ)」の詩にも出てくるハルリンドウは青空にも負けない綺麗な空色。

場所によっては一面咲き誇り、青色のカーペットをつくっています。

今回は、なんと運良く、珍しいシロバナハルリンドウも見つけましたので、皆さんにも共有しますね~!

 

注意:草原のほとんどは牧場地の為、許可なしでは立ち入ることは出来ません。

   間近で見たい方は草千里ヶ浜、大観峰、米塚下園地など許可された場所や遊歩道から、

   観察しましょう!

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2018年05月01日阿蘇・北登山道(阿蘇公園下野線)開通 【阿蘇地域】 

阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 ウッド 亜也子

平成30年4月26日、阿蘇・北登山道が開通しました!

阿蘇・北登山道は熊本地震後閉鎖されていた登山道の一つでした。

これで、山上への3本の道はすべて開通し、阿蘇地域を周遊できるようになりました。

熊本地震からの復興中の阿蘇に笑顔と希望がまた増えました。

阿蘇・北登山道からは下のような景気(米塚)を楽しむ事が出来ますよ。

新緑も綺麗な阿蘇へお越し下さい!

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2018年04月27日 阿蘇中岳火口見学が再開!注意点と利用案内【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大津 花

阿蘇くじゅう国立公園管理事務所の大津です。

阿蘇から嬉しいお知らせです。

●◎○ 火口の見学が出来るようになりました ○◎●

4月26日に巡視に行ったところ、

早速多くのお客さんが観光や登山で来られていました!

阿蘇の火口に行ったことが無い方、よく覚えていないという方のために

火口見学に関する注意点と利用案内をお伝えします。

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【見学の注意点】

 ・火口付近には有毒な火山ガスが流れています。

  ぜんそく、気管支や心臓に疾患のある方は火口周辺の立入をお断りしています。

 ・当日のガスの濃度や濃霧によって、入れない場合や、

  風向きによって、入ることのできるゾーンが限られる場合があります。

  事前に阿蘇火山火口規制情報http://www.aso.ne.jp/~volcano/をご確認ください。

【安全のために】

 ▲火山ガスの濃度を示すランプ(2018年2月22日撮影)

  赤:大変危険なので避難してください。

  黄:体調不良の人は警告。健康な人は注意。

  緑:体調不良の人は注意。健康な人は安全。

  青:安全

避難が必要な場合は、音声でもお知らせされます。

 ▲退避壕(2018年2月22日撮影)

こちらは、退避壕(たいひごう)という、噴出物から身を守るための避難小屋です。

万が一の噴火の際には待避壕へ逃げ込んでください。

中にはヘルメットとガスマスクが用意してあります。

【見学できる時間】

 夏季期間:3月20日~10月31日 午前8:30~午後6:00 (閉門 午後5:30)

 秋季期間:11月1日~11月30日 午前8:30~午後5:30 (閉門 午後5:00)

 冬季期間:12月1日~3月19日 午前9:00~午後5:00 (閉門 午後4:30)

【アクセス方法】

 ・バスでのアクセス

  「阿蘇駅」~「阿蘇山西駅」1日6往復 https://www.kyusanko.co.jp/sankobus/aso_sen/

  「阿蘇山西駅」~「火口西駅」阿蘇山ループシャトル(阿蘇山ロープウェイ運休のため代行バス)

   https://www.kyusanko.co.jp/aso/

 ・車でのアクセス

  無料駐車場あり(火口の見える場所まで歩いて数分)

  なお「阿蘇山西駅」付近から火口へ続く阿蘇山公園道路は有料です。

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気象条件などに十分注意して観光や登山などを楽しんでください!

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2018年04月19日坊ガツルから指山へ【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 大島 将貴

こんにちは。

真っ黒だった草原が少しずつ色づき始めたくじゅうですが、そんな野焼き後の坊ガツル、指山へ巡視に行ってきました。

前日は雨でしたが、当日は快晴。

登山道沿いでは、新緑に付いた水滴が太陽の光を反射し、きらきらと輝いていました。

足下を春の山野草が彩ります。

△ハルトラノオ         △ツクシショウジョウバカマ

鳥の声がこだまする中、雨ヶ池を越え坊ガツルに到着です。

こちらが野焼き後の坊ガツル。

                                                          

遠景では黒く見えますが、足下に目を凝らすと、坊ガツルにも春の花が顔を出していました。

 

△ハルリンドウ

また坊ガツルには登山者カウンターを設置しており、毎月、データの回収、解析を行っています。昨年のミヤマキリシマシーズンの6月には、5000人近い方がこの登山道を利用されていました。

そして、午後からは坊ガツルから指山へ。

山頂周辺では、飯田高原を背景にミヤマキリシマを楽しむことが出来ます。

開花が待ち遠しいですね。

帰り道にはアナグマと遭遇し、アップを撮らせてもらいました。

                   

野焼き後の真っ黒な草原に咲く花や山に響く鳥の声。

一日一日と色づいていく新緑の山の景色。

春のくじゅうもいいですよ。ぜひ春を楽しみにお越し下さい。

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2018年04月17日春の巡視 ~長者原自然研究路~【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 小泉 敦

こんにちは。

長者原も長い冬が終わり、春が訪れて暖かくなってきました。

今日は、リニューアルされた長者原自然研究路に巡視に行ってきました。

この長者原自然研究路はタデ原湿原や森林を含む散策コースで、所用時間も一時間以内とお手軽です。

コースルートは以前と変わりませんが、新しい研究路に気分も弾み、何か面白い発見があるかなとワクワクしてきます。

また、新しく出来た展望デッキからの眺めはとても良く、ここで景色を眺めながら昼食をとるのも良いですね。

森林の中では、所々に樹名板が設置されています。

樹皮や大きさが異なる木々を、ゆっくり見ながら歩くのも楽しいです。

現在はツルシキミの白い花が咲いていました。

耳を澄ませると、鳥の鳴き声や沢のせせらぎが聞こえてきて、とても爽やかな気持ちになります。

一年を通して歩いてみると、本当に色々な発見が出来そうな研究路です。

私も、これから一年間を通して研究路で出会った植物や花、昆虫などの情報を発信したいと思っています。

これから登山シーズンになりますが、長者原に来た際には、このような散策もオススメです。

一時間以内で出来る自然とのふれあいの長者原自然研究路を、皆様も歩いてみませんか!

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2018年04月13日ミヤマキリシマの害虫について調査しました【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 大津 花

こんにちは!

阿蘇くじゅう国立公園管理事務所 アクティブレンジャーの大津です。

阿蘇谷では桜満開の4月3日に、

阿蘇山上地区にてキシタエダシャク発生状況を調査しました。

キシタエダシャクとは、ガの幼虫で、

5月~6月頃に咲くツツジ "ミヤマキリシマ" の蕾を食べます。

あまりに食害が多いとその年の開花に影響するので、

対策を検討するための事前調査をこの時期に行います。

ミヤマキリシマ         蕾を食べているキシタエダシャク

(2017年5月22日撮影)       (2017年5月22日撮影)

― ― 調査方法 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

阿蘇山上地区にはたくさんの株がありますが、

ミヤマキリシマ10株をサンプルとして選び、次の手順で調査しました。

  1. 1 白い布(25cm×25cm)を株の下に置き、

    株の枝を棒で叩いて、幼虫を落とします。

  1. 2 5秒ほど待ち、動き出したキシタエダシャクを数えます。

    この日は10株で合わせて150匹確認しました。

  1. 3 幼虫の大きさを測ります。(写真の中には5匹います!)

  1. 4 食害痕を確認します。

    蕾に小さな穴があれば食べられている証拠です。

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キシタエダシャクの発生は見られましたが、

今年もきれいにミヤマキリシマが咲くといいですね!

阿蘇地域では5月~6月頃に、

 ○阿蘇山上広場 周辺

 ○草千里ヶ浜展望所周辺

 ○烏帽子岳

 ○杵島岳

にて山肌がピンク色に染まった様子を見ることが出来ます。

阿蘇で咲いた後は、少し遅れてくじゅう連山も見頃になります。

見頃に合わせて行く先を選んでみてはいかがでしょうか。

※以下のミヤマキリシマ群生地には、現時点では残念ながら立ち入りできません。

 ×仙酔峡(道路工事中のため)

 ×阿蘇高岳(火口周辺の安全対策のため)

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2018年04月13日春の知らせ【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 大島 将貴

こんにちは。

世間では桜の季節も終わりを感じているかと思いますが、こちらの久住高原にある朽網分かれではヤマザクラが見頃を迎えています。

派手さはありませんが静かな美しさを感じさせてくれます。

寒かった冬が終わり、待ってましたとばかりに植物たちが花開くこの季節。

ヤマザクラ以外にも、野焼き後の久住高原にはキスミレやリンドウなども咲き始めています。

また長者原タデ原湿原では今年一番乗りのサクラソウが見られました。

今しか見られないくじゅうの春の景色をぜひお楽しみ下さい!

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2018年04月06日キスミレ満開 【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 ウッド 亜也子

こんにちは~。

阿蘇もいっきに暖かくなり、散策にぴったりの季節になりました。

野焼きが終わった後の真っ黒の草原に、

キラキラと星のように咲くキスミレが咲き始めました。

キスミレは草原に一番最初に咲く花です。

キスミレの後続々と他の花も咲き始めますが、

一面のキスミレが見られるのはこの時期だけ。

是非春を感じに阿蘇にお越し下さい!

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