5月20日 研究者、国や市の防災関係者、報道関係者ら約50名で、平成新山の現状把握と、災害対策に活かすために平成新山への防災登山が実施されました。 平成新山は1990年に起きた普賢岳の噴火後、溶岩を噴出して形成された日本で一番新しい山です。現在も、溶岩ドームの崩落等の可能性があることから、一帯は警戒区域に指定されていて、一般の方々の入山は禁止されています。 平成新山の山肌は、溶岩が冷えて固まってできた大小の岩礫に覆われています。防災登山では、不安定な溶岩の上を登っていきます。途中、溶岩ドームの状態や形成過程、火山ガスの現状などについて九州大学の研究者から説明を受けながら平成新山の現状を確認しました。 防災登山の様子。人の体よりも大きな溶岩の上を通り、山頂部を目指します。 平成新山の山頂部は、火道(地下のマグマの通り道)の中で冷えて固まった溶岩が、地上に押し上げられて出来た火山岩尖(がんせん)と呼ばれる地形がみられ、その付近では現在でも約200度の火山ガスが噴き出しています。成分の大部分は水蒸気ですが、二酸化硫黄、塩化水素などを含んでいるそうです。火山活動は落ち着いていますが、溶岩ドームの状態は不安定であり、崩落の危険性も考えられるということです。 平成新山山頂部の火山岩尖(がんせん) また 草木の無かった平成新山にも徐々にですが草木が増えてきています。植生の遷移が徐々に始まり、長い年月をかけていずれは普賢岳のように平成新山も草木で覆われることでしょう。 噴火活動が終息して10数年経ち、徐々に草木が増えてきています。 イタドリ、イネ科、カヤツリグサ科(スゲ類)などの草本、ニシキウツギ等の木本が目立ちます。噴火後に定着したと思われるミヤマキリシマが、花を咲かせている様子も観察できました。 ≪注 意≫ 平成新山への一般の方の入山は禁止されています。災害対策基本法に基づく警戒区域に指定されており、整備された登山ルートはなく、遭難や火山ガス・斜面の崩落などの危険を伴う場所となっていますので、立入禁止区域内に入らないようにして下さい。
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5月20日 研究者、国や市の防災関係者、報道関係者ら約50名で、平成新山の現状把握と、災害対策に活かすために平成新山への防災登山が実施されました。
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平成新山は1990年に起きた普賢岳の噴火後、溶岩を噴出して形成された日本で一番新しい山です。現在も、溶岩ドームの崩落等の可能性があることから、一帯は警戒区域に指定されていて、一般の方々の入山は禁止されています。
平成新山の山肌は、溶岩が冷えて固まってできた大小の岩礫に覆われています。防災登山では、不安定な溶岩の上を登っていきます。途中、溶岩ドームの状態や形成過程、火山ガスの現状などについて九州大学の研究者から説明を受けながら平成新山の現状を確認しました。
防災登山の様子。人の体よりも大きな溶岩の上を通り、山頂部を目指します。
平成新山の山頂部は、火道(地下のマグマの通り道)の中で冷えて固まった溶岩が、地上に押し上げられて出来た火山岩尖(がんせん)と呼ばれる地形がみられ、その付近では現在でも約200度の火山ガスが噴き出しています。成分の大部分は水蒸気ですが、二酸化硫黄、塩化水素などを含んでいるそうです。火山活動は落ち着いていますが、溶岩ドームの状態は不安定であり、崩落の危険性も考えられるということです。
平成新山山頂部の火山岩尖(がんせん)
また 草木の無かった平成新山にも徐々にですが草木が増えてきています。植生の遷移が徐々に始まり、長い年月をかけていずれは普賢岳のように平成新山も草木で覆われることでしょう。
噴火活動が終息して10数年経ち、徐々に草木が増えてきています。
イタドリ、イネ科、カヤツリグサ科(スゲ類)などの草本、ニシキウツギ等の木本が目立ちます。噴火後に定着したと思われるミヤマキリシマが、花を咲かせている様子も観察できました。
≪注 意≫
平成新山への一般の方の入山は禁止されています。災害対策基本法に基づく警戒区域に指定されており、整備された登山ルートはなく、遭難や火山ガス・斜面の崩落などの危険を伴う場所となっていますので、立入禁止区域内に入らないようにして下さい。