ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2021年2月12日

2件の記事があります。

2021年02月12日やまはくうみはく 【若僧と歩く鎮守の森】

阿蘇くじゅう国立公園 神代拓馬

皆さんこんにちは!

間が空いてしまいましたが、以前話した「やまはく うみはく」の続きを話したいと思います!

次に話すイベントは、【若僧と歩く鎮守の森】です。

このイベントは、国東半島にある両子寺の法嗣、寺田さんから国東の歴史や魅力と両子の山になにを残していくべきなのかを語って頂きながら、両子寺境内を散策しようというプログラムです。

▲最初に寺田さんからの国東の歴史や自身の経歴などを聞きます。

両子寺がある国東半島は、約1300年前に「六郷満山」という宇佐・国東半島の中央にそびえる山々から海岸へ向かって続く、6つの郷一帯にある寺社が開かれ、神様と仏様、自然信仰をどちらも大切にした「神仏習合」という文化を現在まで地域住民が大切にその文化を受け継いでいることを聞きました。

寺田さんは、海外に仏教の伝導師として行ったことも話されて、英語に翻訳されたお経を皆さんで読みました!

話が終わり、寺田さんの案内で両子寺境内を回って行きました。

 

       ▲仁王門                 ▲奥の院

 

     ▲針の耳           ▲鬼の背割

境内を歩くと、針の耳や鬼の背割といった自然景観がある中に、奥の院などの人工物が洞窟にはまって一体化している様を見て、全く違和感がなく神聖な雰囲気を感じました。


 

▲地域住民の皆さんに作って頂いたイノシシ汁と両子米のおにぎり

最後に地元住民の皆さんが、食事を作って待っていてくれました!

イノシシ汁は、地元の方の田畑を荒らすイノシシを地元の猟師さんが捕まえたものです。塩こしょうだけの味付けでしたが、臭みがなく、とてもおいしく頂きました。両子米のおにぎりもお米に甘さがあり、おいしかったです!

寺田さんは、本来の自然林に戻す「両子の森プロジェクト」や自然観察会など、地域を活性化する活動を積極的におこなっており、両子寺を人と人が繋がる交流の場にしたいと話されていました。

その中で環境省としてできることがあれば、一緒に国東半島をさらに良くして行きたいと思います!

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2021年02月12日やまはく・うみはく【はじめてのデイキャンプ】

阿蘇くじゅう国立公園 神代拓馬

皆さんこんにちは!

以前話した「やまはく うみはく」の続きを話したいと思います!

次に話すイベントは、【はじめてのデイキャンプ】です。

このイベントはタデ原を散策し、その後竹筒で米を炊き、豚汁を作った後にテントを建ててみて、一日キャンプを体験してみようというプログラムです。

 

▲タデ原を散策(大分朝日放送写真提供)

最初にくじゅうネイチャーガイドクラブの方にタデ原を案内して頂き、希少植物の解説やここで行われている野焼きの重要性を話して下さいました。

 

▲竹切りや火起こしをしている様子(大分朝日放送写真提供)

歩いてお腹が空いてきた頃に、星生ホテルの借りた炊事場で竹筒で米を炊く体験をしました。竹筒は一から良い長さに切り、自分たちで火を起こし、炊いて行きます。

同時並行で豚汁も作りました。

 

▲完成品(大分朝日放送写真提供)

うまくできました!

竹で炊いたごはんは、ほんのりと竹の香りがしてとてもおいしかったです。

▲モンベルのテント設置講座の様子

食べ終わると、モンベルの方がテント設置講座をして頂きました。

実際に建ててみると、設置が楽な上にとても軽く、昔のテントよりも扱いやすくなっていました。周囲の方々から「これ買います!」という人も!

今回は、中国出身の立命館アジア太平洋大学(APU)留学生が勉強のため参加しており、準備や受付を手伝って頂きました!(熱心に質問をしています!)

実はこのイベントの主催である大分朝日放送さんもイベントに協力して下さったモンベルさんも環境省のオフィシャルパートナーシップの一員です。また、来て頂いた立命館アジア太平洋大学もオフィシャルパートナーシップの一員です。

今回、オフィシャルパートナーシップの3団体の方が連携したことによって、とても充実したイベントになりました。今後も連携を深めていきたいと思います。

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