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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2019年10月18日

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2019年10月18日パークボランティア 白谷雲水峡清掃活動 【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

 最近の屋久島は朝晩が涼しくなり、過ごしやすい季節となりました。山、海、川とすべてのフィールドで快適に遊べる良い時期ですね。

 

 さて、9月28日(土)に屋久島国立公園パークボランティアの会で白谷雲水峡の清掃を行いました。会員8名、職員2名の計10名で、2班に分かれて2時間半ほど木道や手すり磨きを行いました。

 白谷雲水峡は白谷川が流れており、空中湿度が年中高く、コケの美しい谷が広がる場所です。その分、木道や手すりに藻類がつきやすく、特に雨の日の木道は滑るので危険です。今回は木道の多いコースでの清掃作業を実施しました。

▼白谷雲水峡イメージ。清らかな流れを楽しみながらトレッキングができます。

白谷雲水峡

 まずは白谷雲水峡を管理する団体の職員の方から清掃場所や清掃方法についてレクチャーを受けました。木製手すりは金たわしと雑巾で磨き、木道はデッキブラシを使って藻類や土を洗い落とします。

▼作業の様子。

清掃作業の様子

作業の様子2

 水をかけながらデッキと手すりを磨いていきます。

 すれ違う登山者からは「ありがとうございます」とお声掛けいただきました。足場が悪い場所が多くきつい作業ですが、やりがいがあります。また、水場が離れているため、重い水タンクを何往復も運ぶのが重労働です。

▼看板には藻類が付着しやすいため、柔らかいスポンジで磨いていきます。

藻類が付いた看板

看板清掃

▼作業後にはピカピカに磨いた看板前で集合写真。

屋久島パークボランティア集合写真

 看板も木道もきれいになり、登山者の皆様には気持ちよく森を歩いていただけるでしょう!

 パークボランティアの皆様、ありがとうございました!

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2019年10月18日川でじゃぶじゃぶ生き物探し!ミニ水族館を作りました 【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

ずっと暑くて湿度が高かった屋久島も、ここ数日でガラッと秋の空気にかわりました。

登山が気持ちよくできる季節です。

 

さて、10月5日(土)に、今年度第一回目の自然に親しむ集いを実施しました。

今回は、「川でじゃぶじゃぶ生き物探し!作ろうミニ水族館」と題して、屋久島の東に位置する小瀬田の男川(おとこがわ)で、生き物採集と川にあるものを使って水槽作りをしました。

 

参加者の皆さんに水槽についてのイメージを持ってもらうため、早朝から職員で生き物採集と流木や石ころ収集をして見本の水槽を作成しました。

 

スタッフが作った見本の水槽

▲見本の水槽。ハゼや小魚、テナガエビやスジエビが入っています。

 

活動は、はじめに川で思う存分生き物を採集しました。

 

生き物採集の様子

▲生き物採集の様子。

 

捕獲後バケツの中で脱皮したカニ

▲捕まえたカニがバケツの中で脱皮しました!

 

生き物採集と水槽の材料集めをした後、材料を飾って思い思いの水槽を作りました。

 

水槽づくりの様子

▲水槽作りの様子。

 

集めた水槽の材料

▲ドングリを入れてみたりカタツムリの殻を飾りに使ったりと、集めた材料が一人ひとり違って、見ていてとても楽しかったです。

 

水槽に採集した生き物を入れて完成です。

それでは、子ども達が作った水槽をご覧ください↓

 

子どもが作った水槽1

子どもが作った水槽2

子どもが作った水槽3

子どもが作った水槽4

子どもが作った水槽5

▲水槽の外にまであふれる豊かな感性。あっぱれです!

 

脱皮したカニの殻を水面に飾る

▲捕獲後脱皮したカニの殻は水面に飾りました(左)。

 

水槽に入った生き物

▲それぞれの水槽に入った生き物たち。

 

今回の活動は、難しいことを抜きにして、生き物採集を楽しんでもらうこと、自然のものを使って遊ぶ楽しさを知ってもらうことを目的に企画しました。

子どもも親御さんも夢中になって生き物を採集して水槽作りを楽しんでくれて、私たちも水槽作りで発揮された子ども達の豊かな感性と自由な表現を楽しませてもらえる活動となりました。

 

活動後、採集した生き物と水槽の材料は川に戻しました。

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