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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

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2019年04月19日韓国岳・獅子戸岳間の登山道が開放されました!【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 廣澤 順也

霧島錦江湾国立公園霧島地域担当からのお知らせです。

2011年(平成23年度)の新燃岳噴火以降、通行を規制しておりました韓国岳・獅子戸岳間の登山道について、藪の刈り払い等の整備作業が終了したこと、また、平成31年4月5日(金)に新燃岳の噴火警戒レベルが2から1に引き下げられたことから、平成31年4月18日(木)通行規制が解除されました。

霧島山といえば、えびの高原・韓国岳・獅子戸岳・新燃岳・中岳・高千穂河原の霧島山縦走線が親しまれてきましたが、今回その一部である獅子戸岳までの3.1キロが通れるようになります。8年ぶりになりますので、そのコースをご紹介します。

  1. 韓国岳山頂より東に向かいます。

    途中火口壁に近づく場所がありますので、強風時は帽子を飛ばされないようご注意を!

    韓国岳火口に飛んでいきます。

  2. 200m程歩くと看板から見えてきます。ここからが開放されるルートです。

    新燃岳に近づいていく登山道です。事前に火山情報を確認されていない時は、看板のQRコードをスマートフォンで読み取り、火山の状況をご確認ください。

    また火山は急変するときもありますので、ヘルメット等の装備もご持参ください。

    ここから獅子戸岳を往復すると3時間掛かります(片道3.1キロ)

    復路の韓国岳への登りはキツいです。体力と時間に余裕をもった登山を心かげてください。

  

  1. ミヤマキリシマの中を通りガレ場に出ます。霧の時は道迷いの危険もありますので、ロープを目印にしてください。

    そして下りに入ります。こぶし大の石がゴロゴロと重なっていますので足下にご注意を! 

    復路はここを登るのがキツいです!

  1. ガレ場を下りると柵と看板があります、ここで新燃岳と大幡山の方面の大パノラマを見ながら小休止。

以前はここから、琵琶池に向かって下りていきましたが、登山道が雨によって流される危険があるということで、右側に迂回路が整備され、少し距離が伸びています。

迂回路には新しいタイプの木階段が設置されており、歩きやすくなっています。

所々、展望が開けるところがあり新燃岳が綺麗に見えます。

ミヤマキリシマが群生しているのでのこれからの季節が楽しみです。

標高1400m程のところまで下ります。300m下ったことになります。

ミズナラの森の中を歩きながら、小さな沢を3本渡ります。

木漏れ日の中を歩くので、緑の季節は気持ちよさそうです。


  1. 少し登ると琵琶池近くで以前の登山道に合流します。

  2. この後は、尾根沿いに獅子戸岳の鞍部に向かって緩い下り。

    ミヤマキリシマの株の中を歩いたり、ミズナラの森の中を歩いたり、変化があります。

    ここは雨上がりや霜が降りると登山靴に泥が付き重くなるほどです。

    途中一カ所ガレ場に出ます。ここからは大幡山が正面に見え、近づいてきたのが分かります。


  3. そして、獅子戸岳のガレ場の下にでるので、ここからは登りです。

    登りながら振り返ると、韓国岳の東側斜面がよく見えます。

    琵琶池が火口である事がよく分かります。歩いてきたルートもよく分かります。


  4. 登り切ると獅子戸岳の山頂部に出ます。登山道には、新燃岳噴火時に飛んできた噴石の破片があちらこちらに...活きた火山であることをひしひしと感じます。

  5. そして、360度の展望が開ける山頂展望地に到着です。正面に新燃岳、その後方に高千穂峰の山容が迫ります。天気がよければ、桜島と錦江湾も望めます。

噴火前の新燃岳は、火口が大きな口を開けていましたが、現在は溶岩で埋まり、右側からはあふれ出しています。ここからは火口の噴気が手に取るように見えます。

以前はここから急な斜面を下りると、三叉路に出て、右に進めば新湯、左に進めば大幡山、

直進すれば新燃岳に行けましたが、現在は登山道が噴石と火山灰に覆われ消失しているため、

通行止めが継続されますので、立ち入らないでください。

獅子戸岳からは、大幡山・大幡池・ひなもりオートキャンプ場まで約240分掛かるロングコースです。

オートキャンプ場に下りても、そこからの公共交通機関がありませんので、事前に車を回しておく等の計画が必要になります。

このルートは、キリシマミズキ、シロモジ、オオカメノキ、リンドウの花が咲いています。

これから5月に入るとミヤマキリシマが咲き出します。

良い計画と準備をして霧島山をおいでください。

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