ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2018年8月

19件の記事があります。

2018年08月10日巡視中に出会った珍しい生き物たち 【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

巡視中に珍しい生き物たちに出会いました。

▲ヤクシマエゾゼミ(屋久島固有種)

標高の高い山間部にすむ、とても珍しいセミ。夏、山に入るとギーという鳴き声が聞こえますが、普段は高い木の上にいるため、なかなか姿は見せてくれません。屋久島だけにしかいない固有種です。

ちなみに屋久島にはヒグラシやミンミンゼミは分布していません。

撮影地:ヤクスギランド

固有種ヤクシマタゴガエル

▲ヤクシマタゴガエル(屋久島固有種)

山間部に生息する、枯れ葉そっくりのカエル。山を歩いていると、足元から突然大ジャンプすることがあります。幼生の期間が非常に短いようで、まだオタマジャクシを見たことがありません。

撮影地:ウィルソン株付近

絶滅危惧種アシガタシダ

▲ヒカゲアマクサシダ(絶滅危惧ⅠB)

どこでも見られるシダではなく、とても珍しい大型シダです。落ち葉が堆積し、林床植生が豊かな森で育っています。

撮影地:低地の照葉樹林内

絶滅危惧種タイワンアオネカズラ

▲タイワンアオネカズラ(絶滅危惧ⅠB)

国内では屋久島と西表島にしか自生しない珍しいシダ。鑑賞目的で採集されることがあり、個体数減少のおそれがあります。

撮影地;低地の照葉樹林内

絶滅危惧種シシンラン

▲シシンラン(絶滅危惧Ⅱ類)

ランではなく、イワタバコの仲間。古く大きな木に着生しているのを見ることができますが、繁殖力は弱いようで、若い木に着生している個体や子株はほとんどみかけません。

撮影地:照葉樹林内

地衣類ヤスデゴケモドキ

▲ヤスデゴケモドキ

コケと名前に入りますが、蘚苔類ではなく地衣類の仲間。小型で非常に見つけにくい。ヤスデゴケモドキの古い記録は日本各地からあるものの、近年の生育状況はよくわかっていないようです。屋久島では3地点で見ることができました。地衣類は大気汚染に弱いとされており、減少傾向にあるようです。

撮影地:宮之浦岳登山道

屋久島は2万年ほど前まで九州と地続きだったと考えられ、九州や本州と共通した生き物が多い島です。しかし、島の標高差が生み出す独特の環境や、原生的な自然環境も残っているため、固有種や絶滅危惧種など、他ではなかなか見ることができない生き物たちが暮らしています。貴重な自然を残していきたいですね。

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2018年08月09日夏休み・ふれあいイベントの実施について 【徳之島地域】

徳之島 麓 良平

みなさん、きゅーがめら!

徳之島アクティブレンジャーの麓です。

暑い日が続きますが、皆さんはいかがお過ごしですか??

夏休み中はお祭りやイベントなど楽しいことがいっぱいあり、毎日がワクワクのことと思います。

さて、徳之島自然保護官事務所でも楽しい企画をご用意しています!

題して、

「徳之島の森を再現!みんなで模擬ナイトツアーに出かけよう!」

です!!

以下、イベント詳細です。

みなさん、ふるってご応募ください!

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1.趣 旨

環境省徳之島自然保護官事務所では、「奄美群島国立公園自然ふれあい行事」として「徳之島の森を再現!みんなで模擬ナイトツアーに出かけよう!」を開催します。

世界自然遺産の候補地となっている徳之島の森には希少な野生動物が生息しています。しかし、島で暮らしている人でもアマミノクロウサギなどの希少動物を見たことがない人も多いのではないでしょうか?今回のイベントでは気軽に徳之島の自然を体験・学習できるよう、天城町役場の中に徳之島の夜の森を再現して、模擬ナイトツアーを実施したいと思います。

2.主 催

環境省徳之島自然保護官事務所、天城町役場

3.内容

  天城町役場の中に徳之島の森を再現し、ガイドが案内をしながら動物や植物についてについて学びます。

  ・オリエンテーション(20分) ※VTR上映あり

  ・模擬ナイトツアー(50分)

  ・振り返り(20分)

4.実施日時・場所

・と き: 平成30年8月18日(土)

第一回 13:00 ~ 14:30  第二回 15:00 ~ 16:30

・ところ: 天城町役場3階会議室 

各回の開始10分前までに天城町役場3階会議室に集合してください。

5.募集定員等

・募集定員:各回とも小学生、中学生及びその保護者等含め 15名程度

・応募締切:8月15日(水)まで (15日以降でも定員に達していなければ受け付けます)

 ※申し込みは先着順で、定員になり次第締め切ります。

・参加費:無料

6.持ち物等

水分(熱中症予防のため)。動きやすい服装でお越しください。

        

7.その他

雨天決行。ただし、台風接近等が見込まれる場合には中止いたします。その場合は前日までに個別にご連絡いたします。

8.申し込み・お問い合わせ先

環境省徳之島自然保護官事務所 TEL :0997-85-2919 (担当:沢登・麓)

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2018年08月09日パークボランティア研修会を終えて・・・【霧島地域】

霧島錦江湾国立公園 えびの 黒肱 なつき

霧島錦江湾国立公園「霧島」地域を担当するえびの管理官事務所です。

先月7月28日(土)霧島地域のパークボランティア研修会を、えびのエコミュージアムセンターで実施しました。

今回の講師は、

◯霧島ジオパーク推進連絡協議会 霧島ジオパーク専門員 石川徹氏

◯えびの管理官事務所 アクティブ・レンジャー 廣澤順也

の2名による研修でした。

石川様より、霧島山の歴史・霧島山の現状・活火山とは・噴火によって変化することなど、霧島山について様々な事を教えて頂きました。

現在、霧島山では「新燃岳」「硫黄山」の活動がやや高まっているため、タイムリーな情報に会員の皆様もとても熱心に話を聞いて下さいました。

私も改めて、活火山だからこその移り変わる四季の楽しみ方や活火山とのつきあい方について考えさせられたとても良い機会になりました。

  •   

  

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◯マグマだまりとは?(資料➀6/3 南日本新聞)

◯登山前に、必ず風向きを確認(新聞やHPなど)、ヘルメットを持参。(資料②)

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【資料➀】

 

【資料➁】

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午後からの研修は、アクティブ・レンジャーの廣澤による、写真講座でした。

カメラの種類・基本的なカメラの使い方・カメラテクニックなど、カメラについての基本を説明しました。

途中ワークショップを行い、「霧島の魅力とは?」をグループに分かれてそれぞれ発表して頂きました。

植物や動物をメインであげているグループや、夕日を浴びた御鉢西斜面のミヤマキリシマなど、具体的な魅力を出したりと、各チームそれぞれの個性が出ており、皆さんの霧島山への"愛"を感じることができました。

なかなかカメラについての基本を学ぶ機会がないので、とても良い研修だったと思います。

  

  

【当日配布された資料】

パークボランティア研修会を終えて・・・

今後も霧島山の魅力の発信(写真・SNSなど)や、常に最新の情報にアンテナを張りながら、活動・自然観察会等に活かして頂ければと思いました。

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2018年08月08日五穀豊穣、大漁を願う渡嘉敷大綱曳き

慶良間 三石裕弥香

こんにちは、渡嘉敷事務室の三石です。

旧暦6月25日にあたる8月6日、渡嘉敷島の渡嘉敷地区で、島の伝統行事大綱曳きが行われました。

沖縄では年中行事や祭祀は旧暦にしたがって行われる事が多く、

旧暦6月25日は米の収穫を感謝する「6月カシチー」の日です。(カシチーとはおこわの事で、この日は新米でカシチーを炊き、祖先とヒヌカン(火の神)に収穫の報告と感謝を表します。農作業が一段落するころ、沖縄各地で盛大な豊年祭や綱曳きが行われます。)

 

渡嘉敷島は豊富な水と亜熱帯気候という暖かい気象条件を活かし、稲の二期作が行われています。沖縄では稲作をしている所は限られているので、水田が広がる風景に驚かれる方も多いです。

大綱曳きでは、一期作目の刈り入れた稲わらを持ち寄り、渡嘉敷地区の東と西に分かれ区民総出で朝から綱をない、縒り合わせて大綱を作っていきます。

渡嘉敷 大綱引き 綱作り フクギの木陰で

フクギの木陰でゆんたく(おしゃべり)しながら作業。暑い中、夕方まで綱作りは続きます。

夕方、渡嘉敷地区のメイン通りとも言える役場前に大綱が運ばれカヌチ棒(綱と綱を繋ぐ棒)が差し込まれると、鐘の音を合図に力の限り綱を引き合いました。

東が勝つと豊漁、西が勝つと豊作と言われています。

さて、今年の勝敗は・・・

カヌチ棒が差し込まれました。

島民から観光客まで沢山集まり、まだかまだかと待ちきれない様子。

いよいよ勝負開始です!

皆さん気合いが入っています。

結果は、東の勝利でした!今年は豊漁ですね!

歓声と祝いの旗頭が舞い、会場は熱気に包まれました。

渡嘉敷大綱引き 旗頭 綱引き後

東と西の旗頭が綱曳きをいっそう盛り上げていました。

子ども空手やエイサーの披露もあり、勝っても負けても最後はビールで乾杯です。

実は渡嘉敷島に長く住んでいながら、綱作りには一度も参加した事がないので、

来年はぜひチャレンジしたいと思います。

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2018年08月03日昆虫の口を見てみよう@夏休みエコツーこどもウィーク

西表石垣国立公園 西表管理者

皆さま、こんにちは。

西表自然保護官事務所の光森です。

最近、星座アプリを駆使して星座や星の名前を少しずつ覚えてきました。

知っている星が増えてくると、もっと知りたくなります。

さて、西表自然保護官事務所では毎年、西表島エコツーリズム協会主催の「夏休みエコツーこどもウィーク」に講師としてお話しをさせていただいています。

今年は8月1日に、「虫の口はどうなっているの?」ということで関東アクティブレンジャーとお話ししてきました。

虫メガネや顕微鏡を使って昆虫の口器を観察し、口器から食べ方が噛むのか吸うのかなめるのかを予想してもらいます。

▲タイワンカブトムシの口はブラシみたいだから...。

▲リュウキュウクマゼミの口は針みたいな形...?

▲サキシマヒラタクワガタの口の横の触覚みたいなのはなんだろう...。

また、図鑑を参考に何を食べているのかの食性も調べてもらいました。

似ている口の形でも食べているものが全然違うのがわかったかな。

▲イラストもみんな正確に描けていました。

中には「夏休みの自由研究これにしよ~!」と言っている児童もいました。

夏休みを思う存分楽しんでほしいです。

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2018年08月03日草刈りと海の生きもの観察会 【錦江湾地域】

霧島錦江湾国立公園 椎葉美香

パークボランティアの方にも手伝ってもらい環境省所管地の草刈り作業を行いました。

約1ヵ月前に刈った草が身長より高くなっているものもあり、植物の成長はとても早いです。

暑い中での作業でしたが、草刈り後にさっぱりとした草地を見ると爽やかな気分になりました。

環境省所管地草刈り前  環境省所管地の草刈り後

▲草刈り前                  ▲草刈り後

午後からは休暇村指宿前の海岸でシュノーケル体験による海の生きもの観察が行われました。

パークボランティアが講師となり、シュノーケルを楽しむためには欠かせないライフジャケットの着け方や呼吸法など準備をしっかりとして海に入ります。

シュノーケルによる自然観察会  シュノーケルによる海中散策中

▲シュノーケルの様子

今回のシュノーケルではある生きものが見つかりました。

ウニに隠れているそのある生きものはどこにいるかわかりますか?

シラヒゲウニに隠れるゼブラガニ             

▲まるでシマウマのような模様が特徴です。

シラヒゲウニに寄生するゼブラガニ          

▲正解はゼブラガニというカニでした。

大きさは100円玉ぐらいの小さい体でウニをがっしり挟んで離れません。

ゼブラガニは、上から下まで一定の幅で刈り取りながらトゲを食べます。刈り取った後のはげた部分をすみかにして帯状に刈り取ると離れ、次のウニに移動するといわれています。

珍しいゼブラガニに目を奪われてしまいましたが、このウニも白色や朱色のトゲが引き立っていて特徴的です。沖縄などの熱帯の海域で見られることが多いシラヒゲウニです。

また、次回も開催予定ですので指宿市の海に生息するゆかいな仲間達をぜひ見に来てください。

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2018年08月02日ヤマネコの仔猫たちを放獣しました。

西表石垣国立公園 関東準之助

みなさま こんにちは西表自然保護官事務所の関東です。

5月に衰弱とケガで保護したヤマネコの仔猫たちを無事に野生復帰させました。

2頭とも保護したときに比べて体格も良くなり、体重は保護時の4倍になりました。また、負傷部分も完治しました。

オス

保護時  ⇒  放獣前

メス

保護時  ⇒  放獣前

 今回の仔猫たちは集落内で保護されたため、全く同じ場所へ帰すわけにもいかず放獣は近くの山中まで運んで行われました。生まれてから半分の期間を屋内で生活していたからなのか、最初はどちらも野外の開放感に戸惑っているようでした。

オス放獣時

合成写真にチャレンジも早すぎてピントが合わず、微妙な連続写真に・・・。

メス放獣時

連続写真を撮ろうと待機していたら予想していなかった方向へ出ていってしまいました。う~ん残念。

  放獣後、しばらくは付近にモニタリング用カメラを設置し経過観察を行っています。また、識別のためにオスは尻尾中央部分の毛をバリカンで剃っています。メス尻尾の先端部の毛をバリカンで剃っています。(剃毛部分は1か月くらいで元通りになります。)

 今年は台風も多くなりそうで、つぎつぎと試練が降りかかりそうですが無事に成長してくれればと願っています。

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2018年08月01日とかしき島が燃え上がりました!

慶良間 三石裕弥香

暑い日が続いていますね。渡嘉敷事務室の三石です。

7月27・28日の2日間、2018鯨海峡とかしきまつりが渡嘉敷小中学校グラウンドにて盛大に開催されました。今年は梅雨開け直後から沖縄地方への台風の接近が多かった為お天気も心配されましたが、爽快な夏空が広がりました。

 祭り会場は、村民はもちろん沢山の観光客で賑わい、渡嘉敷幼稚園生のかわいらしい太鼓演舞から始まり、島人による三線の演奏やハワイアンフラ、地元青年会や慶良間太鼓同志会によるエイサーや太鼓が披露されました。島外からは伊是名島から迫力満点の伊是名尚円太鼓、沖縄民謡とアメリカ音楽のユニットOkinawa-Americanaによるライブもあり、最後はとかしきまつり音頭とカチャーシー(沖縄民謡に合わせての踊り)で会場中の参加者が踊り、盛り上がりました。

渡嘉敷村青年会によるエイサー。

今年は人数が増えいっそう賑やかでした!

慶良間太鼓とのコラボもあった

Okinawa-Americanaライブ

会場全員総踊りで熱気に包まれました。

花火は両日上がりますが、特に2日目は、この1年で流行った曲(ちなみに今年は安室奈美恵さんの「Hero」や西条秀樹さんの「YOUNG MAN」等々)と共にレーザーショーも行われ、よりいっそう渡嘉敷の夜は熱くなりました。

幻想的なレーザーショー。

炎が立ち昇る迫力の場面も見所です。 

打ち上げ場所が近いのでお腹に響く程の満点の花火

渡嘉敷島を含め慶良間諸島の夏のイベントはまだまだこれからもありますので、ぜひケラマブルーの海と、満天の星空と共に島々ののんびりした雰囲気を満喫してみてはいかがでしょうか。

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2018年08月01日鶴荘学園の生徒たちに出前授業を行いました 【出水地域】

出水 本多孝成

 こんにちは!出水自然保護官事務所の本多です。

 今回は出水市の義務教育学校である鶴荘(かくしょう)学園の依頼により実施した職場体験学習(出前授業)の様子をお伝えします。

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鶴荘学園は、2017年4月に以前の荘小学校と以前の荘中学校が統合して発足した

小中一貫の「義務教育学校」です。学校独自の科目である「ツル科」や、

ツル羽数調査など、ツルに特化した学習・活動に取り組んでいます。

※羽数調査は出水市立高尾野中学校と合同で行っています。

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 今回の出前授業は、ツルとの関りが深く豊富な知識をもつ鶴荘学園の生徒たちが対象であることから、出水自然保護官事務所の専門的な業務である高病原性鳥インフルエンザ対策を中心に紹介することにしました。また、生徒の皆さんに実際の現場を見てもらいたいと考え、出水の鳥インフルエンザ対策の拠点であるツル保護センターで行いました。

<授業の様子>

鳥インフルエンザに関わる対応やその他環境省の業務を紹介  高病原性鳥インフルエンザに関わる対応やその他環境省の業務を紹介 

▲高病原性鳥インフルエンザに関わる対応やその他環境省の業務を紹介

 授業では、「そもそも鳥インフルエンザってなに?」「環境省や出水自然保護官事務所ではどんなことをしているの?」という観点から、まず、鳥インフルエンザウイルスとは何か?や社会に与える影響、環境省で行っている野鳥の高病原性鳥インフルエンザ対策、鳥インフルエンザが発生した時に現場で実施する死亡野鳥パトロールについて解説しました。また、業務の話題以外にも、レンジャー/アクティブレンジャーのお仕事のやりがいや大変なところ等を紹介しました。

鳥インフルエンザ簡易検査の手順を紹介 ナベヅルのぬいぐるみ

▲鳥インフルエンザ簡易検査の手順を解説(左)/ナベヅルのぬいぐるみ(右)

 次に、保護センター内の各施設を見学しました。

 ツルの治療等を行う処置室では、鳥インフルエンザ簡易検査の方法・手順を検査キットやナベヅルのぬいぐるみを用いてデモンストレーションしました。

飼育ゲージの見学翼が折れて飛べなくなったマナヅル

▲飼育ゲージの見学(左)/現在保護飼育されているマナヅル。翼が折れて飛べなくなった個体です。(右)

 他にも、翼が折れて飛べなくなったツルを保護する飼育ケージや、簡易検査で高病原性鳥インフルエンザ陽性と診断されたツルを隔離する隔離室、死亡野鳥パトロールで回収した死亡野鳥を簡易検査まで一時保存する冷蔵庫等を紹介しました。

 鶴荘学園の生徒の皆さんからは「鳥インフルエンザが1件でも発生すれば、野鳥パトロール等の多くの対応に追われると知り、大変なお仕事だと思った」、「レンジャーの方の『(一般の方々に対して発する)一言の責任が重い仕事』という言葉に共感した」、「検査の方法など初めて知ることがとても多く、今後のツル学習に活かしたい」等の感想を頂きました。

 出水では地元の方をはじめ、様々な関係者がツルの保護や鳥インフルエンザ対策のため尽力してくださっています。この出前授業をきっかけにツル保護に携わる人々、レンジャー/アクティブレンジャーのお仕事に関心を持ってもらえればと思います。

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