ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2018年6月 5日

2件の記事があります。

2018年06月05日第66回くじゅう山開き 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

こんにちは!

くじゅうでは6月3日に第66回くじゅう山開きが行われました。

久住山と大船山の山頂で一年交代に行われるこのイベントですが、今年は大船山頂での開催の年。

大船山はくじゅう連山の中では、中岳、久住山に次ぐ3番目の標高ですが、その差は数メートルと、くじゅうを代表する山の一つと言っても過言ではありません。

大船山頂から北大船山を抜け大戸越まで雄大な稜線が続いており、黒岳から眺めるとその大きな存在感に圧倒されます。

▲黒岳からの眺め

登山口から山頂への道は標高差のあるルートですが、遠方では関東方面からの方もおり、山頂周辺は多くの登山者で賑わっていました。

   

現在、くじゅうではミヤマキリシマシーズンを迎え、多くの登山者が訪れています。

▲平治岳(5/24)

くじゅう全体の開花状況としては終盤といった時期ですが、大船山頂、扇ヶ鼻周辺では見頃を迎え、まだまだ楽しむことができます。

▲扇ヶ鼻(6/1)

今年は例年より開花が早く、晴天も続いていましたが、梅雨に入り雨の日も多くなってきました。天気と相談をしながら十分な準備をして安全に登山を楽しんでください。

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2018年06月05日こども世界自然遺産博士講座開講!

奄美 髙橋周作

うがみんしょ~らん。

ジトジト、ジメジメな梅雨真っ只中の奄美からアクティブレンジャーの髙橋です。

本日は519日にありました「こども世界自然遺産博士」について

この講座は、毎年瀬戸内町が町内在住の子ども達を対象にしている講座で

8回の講義やフィールドワークを通して、奄美大島の自然をより理解してもらい

自然を守っていく次世代のリーダーを養成していくプログラムです。

今回は、第1講として「国立公園・世界自然遺産」について授業をしてきました。

当日の参加者は合計で小・中学生合わせて21名。

中には、加計呂麻島から参加してくれた子もいました。

※瀬戸内町内の島。瀬戸内町の古仁屋(奄美大島)からフェリーで20分ほどかかります。

授業では、奄美のいきものの鳴き声クイズや国立公園の仕組みの解説などをしました。

・自分たちが住んでいる近くに、実はたくさんの生き物が生息していること。

・奄美大島は、日本の中でも特に貴重な自然を有していること。

を説明し、

・これからもその貴重な自然を守っていくために、出来ること・始められることは何か?

を子ども達みんなで一緒に考えてもらいました。

※講義で使用した写真(この中にある生き物が隠れています。答えは文末にあります)

60分と小学生には少し長い講義ではありましたが、誰一人集中力が途切れることなく

真剣に聞いて、考えてくれました。

奄美群島国立公園は今年の37日で指定1周年を迎えました。

これからも地域の方々と一緒に奄美の自然を守っていくことが必要です。

今日の講座を聴いた子ども達の中から、近い将来、先頭に立って奄美大島の自然を守ってくれるリーダーが誕生してほしいなと授業を通して感じた髙橋でした。

最後に、写真に隠れている生きものは分かりましたか?

正解は、ヒメハブでした(写真左下)。みなさんも身近な生きものを見つけてみてくださいね!

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