ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

RSS

2015年12月 3日

3件の記事があります。

2015年12月03日やんばる地区新ゆるキャラ 「くーやん」

やんばる 藤田雄

みなさん、はいさい(こんにちは)。

やんばる野生生物保護センターより、アクティブレンジャーの藤田です。

本日は皆さんに、9月17日(...917、つまりクイナ...に近い)に開かれる安波ダムクイナ祭りにて命名が行われた、ヤンバルクイナゆるキャラ界の超新星、くーやんを紹介いたします。

くーやん、キョンキョン、クイちゃんの三羽が並んでいる写真

▲くーやんの命名式にて。向かって一番左がくーやんです

くーやんは村公認の、リアルタイプのキョンキョンと対を成すバルーンタイプのゆるきゃらです。兼ねてから名前の募集がなされており、全195件の応募の中からこの「くーやん」という名前が選ばれました。"く"は国頭の"く"で、"やん"はヤンバルクイナの"やん"だそうです。

モチーフも勿論ヤンバルクイナ。その大きな頭とくりくりとした瞳が実に愛らしいですね。この命名式の時にも、その大きな瞳で子供達を見守っていました。

因みにくーやんという名前は、命名してくれた方が森の中で走るヤンバルクイナの姿を見たときに思いついたものだそうです。たくましく生きるヤンバルクイナの姿は、人のインスピレーションを刺激してくれるのかもしれません。

先輩ゆるキャラのクイちゃん、キョンキョンとの共演で、大きく注目を引くデビューを果たしたくーやん。今後の活躍からも目を離せません。最近では伊是名小学校にも訪れ、子供達と仲良く遊んでいたそうです。

......でも僕としては、クイちゃん(*写真の向かって一番右の環境省キャラクター)が一番かわいいかな?

それでは、やんばるより藤田でした。

ページ先頭へ↑

2015年12月03日平成27年度 石垣島北部子どもパークレンジャー最終回!【石垣地域】

西表石垣国立公園 神保彩葉

石垣島北部子どもパークレンジャーは今回で今年度第6回目となり、いよいよ最終回です。

最終回は「野底マーペー登山」!

 

▲野底マーペーとマングローブ林

 

今回はあえて海岸からスタートし、標高0m~山頂282mまで登りました。

山頂までの間には、いくつかクイズポイントがあり、子どもたちはクイズシートとコンパスを手に、問題を解きながら山頂を目指して歩きました。

 

 

 

 

 

この日はあいにく不安定なお天気で、山の中は足場が良くありませんでした。

しかし、さすがは島の子どもたち。

こんな環境下でも、元気にかけ登っていく姿にただ感心させられました。

 

 

 

 

海岸から出発し、約2時間かけて山頂に到着しました。

 

 

山頂では、昼食のおにぎりタイム。

途中何度か降っていた雨も、奇跡的にこの時間はやみました。

 

 

「今まで行った場所はあそこだね」「あそこでは〇〇だったね」等、

石垣島北部の景色を見渡しながら振り返りをしていると、なんとうっすら虹がでてきました!

 

しかも、山頂から希少種"カンムリワシ"が飛んでいる姿も観察できて、

最終回にふさわしい絶好の景色を見ることが出来ました。

 

今まで頑張った子どもたちへのご褒美でしょうか(^^)

 

 

 

 

今年度からはじまった石垣島北部子どもパークレンジャー。

1回の参加だけでなく、何度も参加してくれる子や皆勤賞の子も2名いて、

下山後は表彰式を行いました。

 

▲皆勤賞の子の表彰式

 

 

子どもたちが将来大きくなって島を離れても、今まで体験したことや学んできたことを思いだし、

生まれ育ったこの島の自然を大切に思えるような、そんな大人になって欲しいと思います。

ページ先頭へ↑

2015年12月03日自然観察会バスツアーin与那国島【石垣地域】

西表石垣国立公園 アクティブレンジャー 仲本

今年の石垣島は、11月中旬まで暖かい日が続いていましたが、最近はちょっとだけ涼しくなりました。

  

11月に与那国島の生き物を紹介した企画展、ヨナグニマルバネクワガタなどに関する講演会、自然観察会バスツアーと盛りだくさんの催しが与那国島で行われました。

(請負:九州大学 共催:与那国町教育委員会、与那国いとなみネットワーク、環境省那覇自然環境事務所 協賛:株式会社 資生堂)

  

自然観察会バスツアーでは、与那国島の身近な生き物にふれ、どんな生き物が与那国島に生息しているのかを与那国の子供たちや地域のみんなに知ってもらおうと昆虫に詳しい九州大学の荒谷教授が案内役となって、与那国島の自然を巡る楽しい観察会が行なわれました。

  

観察会では、まずヨナグニマルバネクワガタの生息環境を観察しました。地域の方でもなかなか林の中に入る人も少なく、こんな環境があったのかと驚かれていました。

▲ヨナグニマルバネクワガタの生息地を観察

  

与那国島の久部良岳(標高:191m)に登りました。大人たちは少しバテ気味の中、子供たちは久部良岳の山頂に続く急な坂道を元気よく走って登っていました。やはり子供は元気です。散策中、触っても刺されないアカタテハの幼虫を発見した子供たちは、刺さない毛虫に興味津々といった感じで、アカタテハの幼虫の感触や生態をじっくり観察していました。

▲アカタテハの幼虫を観察する子供たち

▲アカタテハの幼虫

  

与那国島には外来植物のアメリカハマグルマが繁茂し、他の植物の生息環境を奪っています。そこで、現状を知ってもらうため参加したみんなにアメリカハマグルマの茎の長さを競いながら駆除体験が行われました。地面を覆うように成長するアメリカハマグルマの根を切らないように3m以上の茎をみんなが上手に駆除し、夢中になっていました。

▲アメリカハマグルマの茎の長さを競う子供たち

  

与那国島には高校がなく、島の子供たちは高校生になると、島を出て行かなくてはならないため、小学生や中学生のうちにたくさん与那国島の身近な自然にふれあってほしいです。今回参加してくれた子供たちが高校生になり、県内外のみんなに与那国島の自然をしっかり伝える人になってくれたら、うれしいなと思った一日となりました。

  

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ