九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
屋久島自然保護官事務所の水川です。
今回は、屋久島国立公園パークボランティアの活動報告です!
5月25日、パークボランティアのみなさんと環境省職員でしゃくなげ登山清掃活動を行いました。
これは、6月1日から9日まで開催された
「第32回 屋久島しゃくなげ登山(公益社団法人屋久島観光協会主催)」
を前に、登山道の整備や清掃、開花状況の確認などを行うための活動です。
当日は、投石平、石塚小屋、花之江河の3コースに分かれ、小屋や登山道の清掃、看板磨きや文字塗りなどを行っていただきました。
お陰様で、登山道は安全に、看板は新品のように見やすくきれいになりました!
左の写真は階段を補修する様子。右は看板の文字を塗り直す様子。
そして屋久島は現在、シャクナゲをはじめ様々な植物が見頃を迎え、美しい花を咲かせています。
左の写真は満開のヤクシマシャクナゲ。右はマイヅルソウ。
左の写真はアクシバモドキ(屋久島固有種)。右はサルトリイバラ。
今回の活動を通じて、看板はもちろん、登山道の滑り止め板一本をとってみても、多くの人の手によって維持管理されていることを実感しました。
そして、パークボランティアをはじめ、たくさんの方々の支えや協力があって、国立公園内のすばらしい景観や自然環境が保たれていることを改めて感じました。
これからも、各機関や団体、地元の方や県外の利用者から、大切にされる屋久島であってほしいと思います。