九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
熱中症に注意ともニュースで言われているので、山へ行かれる時は、水分は余裕をもって持参してください。
しかしながら、先日のくじゅう山開きは、気温10度以下、時折吹く風と降り続ける雨で体感温度5℃以下という秋~冬並みの寒さでした。
雨とガスで大多数の方がレインウエアを着用していましたが、中にはずぶ濡れになって下山している登山者の方(写真中央)がいました。
見るからに寒さにこごえていました。
この装備は大変キケンです。
安易な軽装登山は、絶対にやめてください。
山で体を冷やすことは、夏山であっても命とりになったり、体温の低下や疲労で動けなくなったりと、遭難の可能性も高くなります。
汗をかくほど暑くても、休憩中に無防備に風に当たり続けると、濡れた体は一気に冷えてしまいます。
ただ、こんな時もレインウエアを一枚はおれば、風よけにもなるので、晴れていても活躍しますよ。
たとえ、天気予報が晴れであっても、山の天気に絶対はありません。
必ずレインウエアはザックに詰めることをお忘れなく。
汗を大量にかくのも想定して、着替えもあるとなおベターです。
装備については、長者原ビジターセンターでも展示案内しています。
「よく分からないな…。」「不安だな…。」という方は、ぜひお問い合わせください。
*長者原ビジターセンター
TEL0973-79-2154
http://c-kyushu.env.go.jp/nature/tyojyabaru/